記事の冒頭文
こんにちは。占い詐欺・霊感商法返金『占いバスターズ』です。
本日は占い師けんけんTVで配信中の動画より
「ユタとイタコの正体を完全暴露! 【秒速で見破れます】」について解説していきたいと思います。
↓動画はこちらになります。
今回のテーマはかなり皆さんから問い合わせの多かったモノになります!そうそれ「ユタとイタコ」です。テレビドラマ「噂の刑事トミーとマツ」ではございません!すいません、若い視聴者さんはキョトンとされているでしょうが、僕と同世代の人はわかってくれているはずです。
今日は「ユタとイタコ」をきっちりと解説していきます!
口で説明するよりも先に、イタコとユタの役割をアニメーション動画にしてみましたので、そちらを観て頂いてからの方がわかりやすいと存じます。
まずは上記動画の1:35~をご覧ください。
①イタコとユタを解説
イタコとユタはまぁいわゆる日本のシャーマンで厳密にいうと細かく違うみたいなんですが、その細かい部分の詳細はどうでもいいです。
要はやっている事はアニメで観て頂いたホットリーディング、口寄せなどの死んだ人間と交信しない場合はコールドリーディングを使うだけの事で、超能力や不思議な力を持っているわけではありません。色んな研究者が様々な説を唱えていますが、
僕が一番しっくり来たのは、貧しさから食べていけなくなった人らが考え付いたビジネス
というリアルな事を論文に書いていた人がおりまして、それがもっとも正解に近いでしょう。
ユタやイタコを含め、死者と会話が出来るというのは海外でも結構なビジネスで、アメリカでもミディアム(この世とあの世の間を交信できる人間)とかで大儲けしている人間がいますが、全員、何も明確に一般の人が知りえない事実を言う事などありません。
ドラマ「メンタリスト」でジェーンがやっていたような会話をしているだけです。彼らの言い分は非常に都合がよく、彼らと話している霊や死人も「お約束」の中での会話しか出来ません。
世田谷一家連続殺人事件、八王子スーパーナンペイ事件などの未解決殺人事件、殺された人間に加害者の特徴聞けばすぐに事件が解決できます。こんな有名な事件でなくても、世界にはごまんと未解決事件があり、それをまとめに当てられた霊能者など一人もいないんですよ。
なんで都合よく、それはわからないんですか?
死人と交信できるなら、たまには役に立ってくださいよって話です。
こういう話をすると、
テレビで事件を事件を解決した霊能者がいた!イギリスのネラ・ジョーンズは
犯人の名前を言い当てていた!
とかいうコメント来るんですが、残念でした。すべて作り物です。にわか知識で語るとろくな事になりません。僕は適当に動画で話しているように見えて、18歳くらいの時から、霊や超能力などのオカルトに対して、調査や研究にかけてきた時間は1万時間を超えています。もしあれば、事件がたくさん解決して嬉しい事なんですが、世界でたったの一件すらないんですよ(笑)
ちなみに前述したネラ・ジョーンズが犯人の名前を言い当てたいう事例ですが、
「犯人はトラックの運転手をしていて、名前はピーターである。女装が趣味」という話は、
トラックの運転手とピーターという名前は事前にすでに警察が調べていた情報。つまりは知っていた情報をあたかも霊に聞いたと言っているだけです。そしてまったく女装の趣味はなかったのです(笑)
似顔絵も髭がまったくない顔を書いていましたが、(ピーター画像)事件の犯人ピーターサトクリフはヒゲモジャ男ですね。ちなみに「1979年7月に次の被害者は15歳か16歳の少年だと霊視した」と予言しましたが、ところがその79年7月には事件は起きず、実際に11件目となる事件が起きたのは79年の9月で、その被害者となったのは、バーバラ・リーチという20歳の女性でした。とこんな風に事件解決したと言い張る霊媒師などはたまにいてますが、その実、世界広しと言えでも警察の役に立った事など一度もないんですよ。
あぁでもおかしいですね、このインチキのネラ・ジョーンズ、あの、あの江原啓之さんが「本物だ!」と認めた霊能者だったんですけどねー。
本物が本物と言ってたのか、偽物が偽物と言っているのか、
それは皆さんに委ねますが・・・(笑)
少しだけ話がそれましたが、このアニメーションでペットロス症候群に陥っていた「いぶき」が元気になったのは事実です。このようなケースは一応あります、というかイタコの主な役割はこれなんですが、まずそれを深堀する為に紹介しておかないとダメな人間が一人います、次の項目です。
②ウィリアム・H・マムラーについて
ウィリアム・H・マムラー氏をご存知でしょうか。ちゃんと名前をわかる人はオカルトなどをよく研究している人ですね。アメリカでもっとも有名な心霊写真家です。
メアリー・トッド・リンカーンが暗殺された夫、リンカーン大統領と写真を撮ってもらった事で有名になった写真家です。
心霊写真ファンの中では有名な写真ですが、確かにちゃんと後ろにリンカーン大統領が写り込んでいます。
彼は心霊写真を撮れるという事で大人気になり、通常の5倍以上もかかる撮影料にも関わらず、彼の写真館は3か月待ちの大盛況でした。ちょうど南北戦争で家族を失った人たちが亡くなった息子に会いたい!というような理由でマムラー氏に心霊写真を求めました。
マムラーは霊能力で霊を呼び出し写真を撮るといいますが、もちろんこれはトリックです。当時の撮影に使っていた、ガラスネガを2回感光させるテクニック、もしくは2枚のガラスネガを重ねて撮影する方法ででかなり簡単です。
そして1869年、詐欺罪で告訴されます。まー当たり前といえば当たり前なんですが、この裁判の判決は意外なモノになります。
なんとこのインチキとわかる合成写真であるのに、「無罪」になりました。
というのも、写真が嘘なのはわかるが、それを嘘と認めていしまうと、亡くなった家族に会えたと喜んでいる人達が、そうではなかった、と落胆してしまうから。です。僕は気持ちはわかりますが、この判決はどうなのかなぁ・・・と思います。これをOKとしてしまうと、
霊感商法をやられていたとしても、うまくやられて被害者側が
被害に遭ったと思わなければ全部OKという事になります。
まぁ宗教やマルチ商法も最悪そうなのかもしれませんね。難しい問題です。それを踏まえて、最終項目です。
③このような職業はOKか、OKじゃないか
今回の記事を読んでいかがでしょうか?まぁ最終的に言えば、人それぞれ、本人が納得してれればそれでいいのではないか、と言う人も多いでしょうね。しかしそれを言い出すと、DVされている女性や、宗教にお金をつぎ込みまくっている人などにもそう言えますよね?他人に迷惑かけず、本人さえ満足していれば、いいのではないか、と。
極論はそうかもしれませんが、こと霊感商法については僕は許せないんですよね。
そもそも今日のタイトルは「ユタとイタコ」です。よくInstagramのQ&Aコーナーでも質問されるのでね。良い悪いかは二元論はいいですが、本質だけわかって欲しかったのです。彼女ら・彼らに関わらず、人間の力を超える特殊能力などありません。
物理的に不可能な事は不可能だとそれだけわかって欲しいんです。これは当たり前の事です。
事件の犯人も特定出来ない、ヒーリングで病気は治せない、死んだ人と話す事も出来ない、未来の予知など出来ない、という事です。
20年以上もこの仕事やってると、
あの先生だけは本物だ!
まったく何も喋ってないのに、これを完璧に当てられた!
こうなる事がわかってる人がいる
みたいな話をめちゃくちゃ聞きます。いや、本当にあほほど聞くんですよ。1000回以上はゆうに聞いたでしょう。でも僕が確かめに行ったり、言質の確認を取れば、
なんてこのないコールドリーディングや拡大解釈。そんな人間一人もいないんですよ。
これはたんにその人が引っかかっているだけ、そして引っかかったと思いたくないから、その話を正当化したいだけです。または大事な一言や誘導が抜けてたり、まったくそんな風に相手側の占い師は話していないのに勝手に自分で思い込んだりです。これ、本当にあるあるです。実はマジシャンとしてもあるあるなんです。誰かのマジック観た時に、「完全に消えた」とか「触ってないのに移動した」とか「目の前で見てたのになくなった」とかマジでよく聞きますが、これも大事な部分抜けてたり、抜けてたりしてます。そう言われてそのマジシャンの所に行けば、僕らすぐわかります(笑)
それゆえ「ユタやイタコ」に限らず、そんな能力を持つ人間いないので、不思議に思ったら身近にいるマジシャンでも誘って、一緒に解明しに行って下さい。秒で見破ってくれますよ(笑)
今日の動画のいぶきちゃんみたいに、元気になって、値段もそこそこならまだいいでしょうが、〇〇しなかったら死ぬとか、これ買わなかったら病気になる、と言ってくる被害届も僕に多く届いているのでそういった「不安商法」には引っかからないようにしてください。
というわけで今回はユタとイタコを解説してみました!
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